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(伝)源頼朝画像
(鎌倉時代、複製)
寸 法 縦50×横40cm
入手方法 東京国立博物館ミュージアムショップで購入。1万円。
解 説 実物の大きさは(縦143×横112.8cm)で、平重盛像、藤原光能像と三幅一具で京都の神護寺に所蔵されている。「神護寺縁起」によれば、1188年、後白河法皇の臨幸のために神護寺内に仙洞院が建立され、その際、前述の3人に加え、後白河法皇像、平業房像の五幅一具として院内に安置された。描いたのは当時、似絵の大家・藤原隆信だといわれている。構図は水垂纓(すいえい)の冠、袍(ほう)、下襲(したがさね)をつけ、太刀をはき、上畳に座す姿勢をとっている。重盛像と共に似絵の最高傑作とされている。同じ構図のものが大英博物館にも所蔵されている。