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関ヶ原合戦図屏風(複製、江戸時代後期)

関ヶ原合戦図.JPG (88067 バイト)

全体図

関ヶ原合戦図部分.JPG (93147 バイト)

部 分(石田三成の本陣) 

寸   法    縦33.2×横72.6cm

入手方法    滋賀県彦根市にある彦根城博物館の売店で購入する、9000円。便利堂より出版。

解   説    同図は彦根城博物館所蔵のもの、6曲1隻の屏風絵で、江戸後期に井伊家の依頼で狩野梅春貞信が描く。原寸法は縦156.7×横361.2cm。慶長5(1600)年9月15日、石田三成率いる西軍と徳川家康率いる東軍は、早暁より関ヶ原にてついに「天下分け目」の戦いが始まった。絵図は右下方に東軍を、左上方に西軍を描いている。家康の本陣は第1扇右下に、三成の本陣は第3扇上方に描かれている。「井伊の赤揃え」で有名な井伊直政の軍を勇敢に描いているのも依頼者の作為かもしれないが、江戸後期にもかかわらず各武将の位置や旗印などほとんど正確に描いている。や小早川秀秋の寝返りを描いているところから当日の昼過ぎの情勢を描いたものであることがわかる。

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